観察場所の概要
今日は秋晴れの爽やかな一日、大阪府岸和田市の久米田池で野鳥観察を行いました。
久米田池は、東京ドーム約10個分の広さを持つ大阪府最大のため池です。
年間100種類以上の野鳥が訪れるこの場所は、まさに「鳥の国際空港」と呼ぶにふさわしい豊かな自然環境を有しています。
今回の観察では、早くも冬鳥たちとの出会いがありました。観察した鳥の姿や行動、感じたことを共有したいと思います。
観察場所のイラストマップ
久米田池は広いので観察場所をA、B、C、D、Eの5つのエリアに区分けします。
観察日の状況
日時:2024年9月23日 午前9時〜10時30分
天候:晴れ、気温24℃
周辺環境の状況:池の周りで犬の散歩やランニングしたりする人が訪れる場所、本日は野鳥観察している人はいませんでした。
装備品:双眼鏡(kowa10X42)、野鳥図鑑(フィルードガイド日本の野鳥)、デジカメ(ニコン COOLPIX p950) ノート、ペン、スコープ(SVBONY SV406P 20-60x80mm)三脚(Leofoto
LQ-324C +LeofotoBV-15)
(久米田池は水鳥たちとの距離が遠いのでスコープがあると便利です)
観察できた鳥たち
Bエリア:カルガモ、オオバン、ヒドリガモ、カンムリカイツブリ、カイツブリ、コサギ、チュウサギ、アオサギ、キンクロハジロ、カワウ、カワラバト
Cエリア:ハシビロガモ、、ハクセキレイ、キジバト
Dエリア:イソヒヨドリ
以上15種類
Bエリアにはたくさんの水鳥がいました。
カンムリカイツブリ
- 特徴や行動の詳細:夏羽の特徴である黒い冠羽と頬の飾り羽が見られました。大きさは56センチです。首が長いのが特徴です。冬羽になると冠羽は短くなり、飾り羽がなくなります。
ハシビロガモ
- 特徴や行動の詳細:オスのエクリプスが見られました。(写真の上3羽)大きさは50センチです。クチバシが大きくて目立ちます。大きなヘラ型のくちばしを使用して、水を吸い込みます。くちばしの側面にあるくし状の構造で、水と一緒に吸い込んだプランクトンや植物の破片を濾し取ります。
キンクロハジロ
- 特徴や行動の詳細:後頭に短い冠羽があります。大きさ43.5センチ、目は黄色です。
印象的だった場面
- 真冬によく見られるキンクロハジロは、秋から冬にかけてシベリアなどから渡ってきます。久米田池にはすでに飛来していました。
今回の観察で学んだこと
- 人間にとってはこの時期はまだ暑く感じますが、鳥たちは秋の渡りを始めています。