観察場所の概要
山中湖湖畔で野鳥観察を行いました。山中湖は、富士五湖の一つで、富士山の北東麓に位置する標高約1,000メートルの高原湖です。周囲約13.5kmの湖は、富士山の雄大な姿を映し出す絶景スポットとして知られています。豊かな自然環境に恵まれた山中湖は、多様な野鳥の生息地となっており、バードウォッチャーにとって魅力的な観察スポットです。湖畔には、広葉樹林や針葉樹林が広がり、水辺には抽水植物や湿地帯が形成されています。この多様な環境が、様々な野鳥の生息を可能にしています。季節によって姿を変える湖面や周辺の森林は、渡り鳥の中継地としても重要な役割を果たしています。山中湖周辺では、メジロ、ホオジロ、オオルリ、マヒワ、アトリ、シジュウカラなどの小鳥類から、カワセミやコブハクチョウなどの水鳥まで、年間を通じて40種類以上の野鳥が観察されています。
観察場所のイラストマップ
宿泊先ペンション周辺で野鳥観察をおこないました。
観察日の状況
日時:2024年7月31日 午前5時〜8時
天候:晴れ、気温20℃
周辺環境の状況:山中湖周辺に比べ、ペンション周辺は人の気配もなく、静かな場所です。木々も多く、鳥たちには良い環境です。
装備品:双眼鏡(kowa10X42)、野鳥図鑑(フィルードガイド日本の野鳥)、デジカメ(ニコン COOLPIX p950) ノート、ペン
観察できた鳥たち
ホオジロ、メジロ、ヤマガラ、コムクドリ、カワラヒワ、ヤマゲラ
以上6種類
ヤマガラ
- 特徴や行動の詳細:留鳥または漂鳥。大きさは14センチ。宿泊先のペンションの中にあるバードバスにヤマガラが来てくれました。
メジロ
- 特徴や行動の詳細:留鳥または漂鳥。大きさは12センチ。宿泊先のペンションの中にあるバードバスにヤマガラに続いてメジロが来てくれました。水浴びする様子がかわいいです。
ホオジロ
- 特徴や行動の詳細:留鳥または漂鳥。丈の高い木の頂でホオジロの雄が囀っていました。大きさは16.5センチです。顔は白と黒の斑で、胸と脇は茶褐色です。
カワラヒワ
- 特徴や行動の詳細:留鳥または冬鳥。大きさは15センチ。繁殖期は一定の区域を動き回り、樹上や地上で草木の種子を採食する。昆虫類も採食する。
コムクドリ
- 特徴や行動の詳細:夏鳥。大きさは19センチ。成長雄は頭部が淡いクリーム色で耳羽後方は茶色。上面は金属光沢のある紫色、紺色、黒色部分がある。成長雌は頭から上面が灰褐色で、体下面は淡いクリーム色。地上を歩いて採食することが少ない鳥ですが、雌が地上で採食する様子を観察できました。
アオゲラ
- 特徴や行動の詳細:留鳥。大きさは29センチ。成長雄は前頭から後頭までと顎線の一部が赤い。上尾筒には黄色味がある。
印象的だった場面
- 高い木の上でさえずるホオジロの姿を何度も観察できました。ホオジロのさえずりが静かな湖畔に響き渡っていました。
今回の観察で学んだこと
- バードバスの前で小鳥たちが水浴びにくるのを待ち構えていましたが、人の気配があるとやってきません。カメラをだけを置いて動画撮影を続けました。再生してみると、ちゃんと小鳥たちが水浴びしている様子を確認できました。
次回の観察計画
- 7月30日朝霧高原、7月31日山中湖湖畔では、充実した野鳥観察ができました。