2024年10月20日 大阪府久米田池での野鳥観察

観察場所の概要

今朝は少し風が強く曇り空、大阪府岸和田市の久米田池で野鳥観察を行いました。

久米田池は、東京ドーム約10個分の広さを持つ大阪府最大のため池です。

年間100種類以上の野鳥が訪れるこの場所は、まさに「鳥の国際空港」と呼ぶにふさわしい豊かな自然環境を有しています。

今回の観察では、カモ類のエクリプスたちとの出会いがありました。観察した鳥の姿や行動、感じたことを共有したいと思います。

 

観察場所のイラストマップ

久米田池は広いので観察場所をA、B、C、D、Eの5つのエリアに区分けします。

観察日の状況

日時:2024年10月20日 午前9時〜11時00分

天候:くもり、気温20℃

周辺環境の状況:池の周りで犬の散歩やランニングしたりする人が訪れる場所、本日は10名ほど野鳥観察している人がいました。

装備品:双眼鏡(kowa10X42)、野鳥図鑑(フィルードガイド日本の野鳥)、デジカメ(ニコン COOLPIX p950) ノート、ペン、スコープ(SVBONY SV406P 20-60x80mm)三脚(Leofoto
LQ-324C +LeofotoBV-15)

 

観察できた鳥たち

Bエリア:タシギ、トモエガモ、ハシビロガモ、シマアジ、コガモ、オナガガモ、コウノトリ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、カワウ、オオバン、ヒドリガモ

Cエリア:カルガモ、マガモ、カイツブリ

以上17種類

Bエリアにはたくさんの水鳥がいました。

タシギ

  • 特徴や行動の詳細:旅鳥。大きさは26センチ。長い嘴を泥の中に差し込んでミミズ類や貝類、昆虫類の幼虫などを食べる。

トモエガモ(エクリプス)

  • 特徴や行動の詳細:冬鳥。野鳥観察のベテランの方にトモエガモのエクリプスがいると教えて頂きました。大きさは40センチ。繁殖羽に変わるのは2月頃。

ハシビロガモ(エクリプス)

  • 特徴や行動の詳細:冬鳥。大きさは50センチ。上部写真の右がハシビロガモのエクリプス。大きな嘴が目立ちます。まん中はトモエガモのエクリプス、左はシマアジのエクリプス。

シマアジ(エクリプス)

  • 特徴や行動の詳細:旅鳥。野鳥観察のベテランの方にシマアジのエクリプスがいると教えて頂きました。大きさは38センチ。繁殖羽に変わるのは2月頃。

 

 

オナガガモ(エクリプス)

  • 特徴や行動の詳細:冬鳥。大きさは53センチ。水面で採食したり、逆立ちして水底の植物の種子や水草を食べる。

コガモ(エクリプス)

  • 特徴や行動の詳細:冬鳥。大きさは38センチ。

マガモ

  • 特徴や行動の詳細:冬鳥。大きさは59センチ。逆立ち採食をしていました。

コウノトリ

  • 特徴や行動の詳細:冬鳥。大きさは112センチ。上空にコウノトリが6羽ほど飛んでいました。毎年、久米田池ではコウノトリが観察できます。

印象的だった場面

  • 観察を終えて帰ろうとした時、上空にコウノトリを発見しました。空中を飛び回って、水面の様子をうかがっているようでした。

今回の観察で学んだこと

  • カモ類は繁殖羽になると識別はしやすいが、エクリプスの段階では難しい。近くにいた野鳥観察に詳しい方のおかげで、トモエガモ、シマアジなどのエクリブスを観察することができました。今シーズンはエクリプスから繁殖羽に変わっていくカモ類の姿をじっくりを観察していきます。

次回の観察計画

  • 11月に再び、久米田池で野鳥観察をする予定です。たくさんのカモ類に出会えることを期待しています。